モーターシャフトの交換方法
注意:作業前に必ずお読みください







シャフト交換は失敗のリスクを伴う作業です。当手順書に従って作業された結果生じた不具合、損害について当社は一切の責任を負いかねますので、その旨ご了承いただけるかたのみ、この手順書を参考に自己責任で作業を行ってくだ さい。
Tahmazoモーターのシャフトは、完成時の精度を出すため固くはめ込まれていますので、簡単には抜けない場合があります。
墜落等でアウターローターが変形したり歪んだりした場合は、シャフトを交換しても元通りに修復出来ない場合があります。
当社ではシャフトのみの交換作業は行っておりません。当社にて承りますTahmazoモーターの修理は新品への全交換となります。修理価格についてはそれぞれのモーターの取扱説明書をご覧ください
(1)モーターに付属の六角レンチを使って後側のハウジングにあるイモねじを外す。
(2)モーターシャフトに合った穴を開けた鉄パイプまたは堅木の棒(受け台)を準備する。
(3)アウターローターは柔らかいアルミ合金製ですので僅かな力で変形する可能性があります。ごく僅かな歪みが生じてもモーターを回転させた時にブレが出ますので、作業の際は必ず受け台を使って下さい。このとき、後側ハウジングのシャフトを保持している平らな部分に堅木の棒があたるようにします。(受け台は作業台の上に固定するか、助手のかたにしっかり支えてもらってください)
(4)受け台にハウジングを差し込み、シャフトより少し細いピアノ線等を当てて少しずつシャフトを叩き抜きます。受け台無しでシャフトを上から叩いてはいけません。
  
(5)ネジロックがよく効いてシャフトが抜けない場合があります。その時は容量の大きなハンダごてで熱を加えると抜けやすくなります。
※ライター等の直火はダメです。
(6)新しいシャフトを入れる時は内側から叩き入れますが、必ず当て木をして、フランジ部分に力が加わらない様気をつけて、軽く叩いて下さい。大きな力で一度に打ち込むのではなく、コツコツとゆっくり、無理をせずに垂直に打ち込みます。
(7)ネジロックをつけてイモネジを締め込みます。出来上がったあと元通りに組み立て、手で回して異常がなければ試運転してください。試運転の際はゆっくり様子を見ながら回転を上げてください。